friend・4 ゲーム
2006.09.29(Fri)
実は私は普段から無口でクールな女の子として通っている。
普段から、あまり笑う事は無かった。それに、いまはある勝負の真っ最中。
そう。今、私と少女は"沈黙のにらめっこ"の途中だった。
ルールは単純明快。ただ、相手を先に喋らせた方の勝ち。
変な顔とか、そう言うのは一切無しだった。要するにいかに沈黙であり続けるのかを競うゲームだ。
ちなみに二人で勝手に作ったゲームの一つでもある。
実は夜は静かにしてという苦情があったのも関係しているが、それはアリスの秘密。
そんな"沈黙のにらめっこ"をしていたのだが、少女は沈黙の時間に飽きたようだった。
それはそうだろう。
何しろこのリボンの少女はいつも騒がしく、元気に笑ってはしゃいでいるのが似合う女の子だったから。
(でっ、でもねっ!ここで喋るわけにはいかない。私も一度くらいはあなたに勝ちたい!)
これは遊びといえど勝負。其処にあるのは、喋った方の一方的な敗北。
だけど、私は少女に瞳を見つめ込まれると、何故か心を見透かされている感じになってしまうの。
ダメだわ私。完全にあなたの虜になってる・・・・。
("ぎこちない"に続く)