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アリスワールド 「Hurry Xmas」

2007.11.26(Mon)
今日はまだ早いけどクリスマスのお話なんですが。

でも、これからの時代はハリクリですね、ハリクリ。

そういえば、私はラルクのアルバムも買いましたよ。

その中にも「Hurry Xmas」は入ってましたね。あれもプロモはなんかディズニーみたいな感じですけど。

のわりには、ガラの悪いサンタさんがいっぱい。ww

でも、私は好きな曲ですね。なかなかの衝撃を感じましたから。

にしても、サンタさんはとにかくいっぱいでした。お酒飲んで肉を喰らって・・・。

いえ、これはあくまでプロモの話なんですけど。

きっとディズニーランドがあるとすれば、あれはアルチューランドですよ。

これ、うそでチュー。(笑)

だけど、ハイド様はマイクスタンドを肩に担いでカッコよかったですね。

では、今回は久しぶりにアリスワールドを書いてみました。

そのイメージは、もちろん「Hurry Xmas」で!!



(アリスワールド 「Hurry Xmas」)


白いベールと色とりどりに瞬くイルミネーションで着飾った街は、もう幻想のような光景だった。

それは君のための綿帽子。

それは蛍が照らすかのようなのような優しい光。

うん、こんなに綺麗だったら、きっと年中でも悪くはないよね。

そんな事を考えながら、僕は街中の道を歩いていく。

もちろん隣には君がいる。

僕の隣には、いつも君。

僕が歩くスピード。それは君の歩くスピード。

その間を繋ぐのは、君と僕の手のひら。

その温もり、あたたかくて、やわらかくて・・・。

二人歩くのは、夜だけどそうじゃないくらいに眩しい道だよね。

そして空気には、何だか雪と夜の香りが感じられて・・・。

あれ、彼女が何だかくすぐったそうに笑っていた。

何?どうしたの?僕はそれが無性に気になるんだけどさ。

街は今も賑やかなまま・・・。

僕ら二人は眩しい道を歩きながら・・・。

そうだ、君が欲しがってたプレゼント。

それはちゃんとコートのポケットにしのばせてるよ。

何だか高鳴る僕の胸。

もう渡す瞬間は決めているから。

あぁ早く、午前零時の鐘が鳴らないかな。

ねぇ早く、聖夜を迎えてくれないかな。

なのにまだ、それまでには時間はあって。

まだまだ今日はクリスマスイブなんだ。

君が僕に話しかけてきた・・・。


「ねえ、知ってる?」

「ん、何を?」

「ふふ、雪の落ちる時のスピード」

「えっ、そんなの知らないよ」

「ふふ、だと思った」


そして目の前の少女は僕の前でにこっと微笑んだ。

だけど、そんな微笑がどこか悪戯っぽく思えて。

なのに僕は思わず君に見とれてしまったよ。

まったく、君はいつも僕の事をからかってばかり。

でも、それが僕は嫌いじゃないんだ。

だけど、今度ばかりは僕も何か言い返したくなる。

だって、このままじゃあまりに僕はやられっぱなしのような気がしたから。

それにもうすぐクリスマス。心だって浮き足立ってるし。


「じゃあ、君は知ってるのかい?その雪の落ちるスピードってやつをさ?」


それは、ちょっとだけいつもよりも意地が悪そうな声で僕は言ってみたね。

すると君はちょっと瞳を伏せて。それから何かを思いついたように答えた。


「ふふっ、そんなの知ってるわけないじゃないの!」


そして君は僕の手を離して駆け出した。


「て、ちょっと待って!」


あっちゃー、もしかして僕は選択肢間違えてしまいましたか。

だけど、自然と僕は君を追いかけていたんだね。

今も道には粉のような雪が軽く降り積もっている。

その中を駆ける二人。その二人を隔てる距離、およそ2メートル。

すると君は僕の方を振り返って、雪を軽く蹴飛ばした。

すると、それは花のように宙を舞ったんだ。

白い花だ。雪の花だ。

そして、それは僕の顔に飛んできたわけだけど。

その顔に当たるまでの時間が、

何だか僕にはスローモーションのように見えてしまったんだ。

そして今、雪は僕の顔に当たった。

視界が白く霞んだ。

その白い視界の向こうで、君が笑っていた。

次の瞬間、僕は知ってしまった。

それはさっき君が言っていた、雪が落ちる時のスピードだよ。

それってもしかして、

僕が君を抱き寄せるまでの時間だったんじゃないのかな?

だとすると、それはこんなにも速かったのか。

いま君は、僕の腕の中。

離れた手のひらよりも、ずっとあたたかい君の体。

離れた手のひらよりも、ずっとやわらかい君の体。

途端に、君が隣にいたときよりも、

ずっと僕の鼻先をくすぐる、君という名の香り・・・。

そんなの感じてしまったら、まだちょっと時間は早いけど、心は言ってた。


「Hurry Xmas!」


そして君を抱き締めた瞬間から、もう世界は二人の幻想にあふれて。

さあ、夜空を奪ってキャンドルに炎を灯し。

さあ、愛しい瞳に星を浮かべて。

ほら、パーティーの始まりさ。

ここは二人だけの舞踏会。

何も心配いらない。音楽だって月明かりと星が奏でてくれる。

ほら、耳を澄まして。ねえ、君にも聞こえるだろう。

聖夜の足音が。

それに合わせて僕らはステップ踏むんだ。

白いじゅうたんに、僕らだけの足跡ばかりさ。

これじゃ、その内に白いじゅうたんも消えてしまうよ。

なら、もっともっと雪が降り積もればいいのに。

だけど、これ以上は君が寒がるだろうからいらないね。

うん、今は僕のそばで、いかしたドレス着た君さえいたなら何もいらないのさ。

ああ、なんて煌めく街中に充満した夢だろう。

こうなったら、世界中さえ塗り潰してしまって。

もう僕ら二人で、ここが世界の中心でいいよね。

さあ、もう一緒に叫んじゃおうよ!


「Hurry Xmas!!」


ほら、人の目なんか気にも留めないで。

ここは二人だけの舞踏会場なんだから。

そしてもうすぐクリスマス。ついに待っていた瞬間じゃないか。

さあ、まだまだ夜空を奪ってキャンドルに炎を灯し。

さあ、まだまだ愛しい瞳に星を浮かべて。

ほら、君のその甘く弾けるグラスへと熱く注いだら。

さあ、もう一度パーティーの始まりさ。

そして踊り疲れた頃に、君という夜空を奪って。

それにキャンドル、紅い炎で灯し。

そして僕はポケットからそっと取り出すんだ。

それまで取っておいた、僕からの君へのクリスマスプレゼント。

ねえ、君は喜んでくれるかな・・・。

Xmas time has come to town

Xmas time for you and me

Xmas time has come to town

聖なる夜に口付けを

Thank you Jesus・・・Hurry Xmas・・・。


(〜fin〜)

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